求人なるほどコラム

2010.03.25

【注目の仕事トレンド】
英語を使うITの仕事

「英語力」で世界に遅れを取る日本人

現代の日本人にとって、「英語とどう折りあっていくか?」という問題は、社会人であれば多くの人が悩むテーマだろう。苦手でも問題なしと割りきって、そのまま生きていけないことはないのだが、出来れば初歩的な英語力は身につけて、必要な場面でスマートに対処したいというのが、共通の本音ではないだろうか。 それにしても、日本人の英語力が低いことは相変わらずで、2006年のTOEFLの順位は受験生が1000名を超える国39カ国中36位となっている。スピーキングだけ取れば、見事に最下位だ。これには様々な原因が取りざたされているが、中国人が海外に出たことがない人でも、平気で英語でやり取りを試しながら覚えようとするのに対して、日本人はあまりにシャイすぎて、英語をなかなか口にしないのがいけないという指摘もある。いかに実践に身をおくかということである。その点、ITの仕事をしていると、自然に英語を覚えたい場面が多くなるのは、ある意味ラッキーといえるかもしれない。


技術力があれば、英語力は限定的でもOKな仕事は多い

「英語力が生かせる仕事」というと、「私は英語ができないから、応募はやめよう」と反射的に思う人が多いだろう。だが、募集条件を詳細まで聞くと、求められている英語力には幅があり、意外に就業のチャンスがあることに気づく。実例を紹介しよう。リクルートITスタッフィングには、マイクロソフトからの募集案件が多数寄せられているが、ほとんどの場合、まず第一に技術スキルを重視しており、求められる英語力は技術書の読解やレポート作成、そして簡単な英会話レベルのことも多い。 また他にも、大手外資系ITメーカーのユーザーサポートの仕事では、必要なIT知識さえあれば、簡単な英文メールのやりとりができればOKで、翻訳ソフトで調べながらでも十分に通じるというのが実際の姿だ。いずれも、技術用語という万国共通のベースがあるため、思う以上にコミュケーションは取れるものなのだ。ITエンジニアこそ、英語力アップに最も有利なポジションにいると前向きに考えたらよいかもしれない。


反対に、「英語力さえあればできる」ITの仕事もある

反対に、「英語力さえあればOK」というITの仕事もある。ある国際通信企業では、社内の公用語が英語で、海外事業拠点とのやりとりができることが最優先だ。職種自体は、「ネットワークエンジニア」だが、英語のスキルさえ満たせば未経験でもOKなのだ。データセンター内のサーバー・ルーター、通信ネットワークの管理が担当業務で、ビジネス英会話や英文書が作成できる人ならば、ITエンジニアの実務経験がなくても就業できる可能性が高い。さらにサーバー障害時対応の経験ある方ならば歓迎とのことだ。英語がすでに得意な人も、こうした機会を知ればキャリアの可能性が格段に広がることになる。 あなたはこれまで「英語力必要」というだけで、無意識に目をそらしてはこなかっただろうか? 中国、インドなど新興国のエンジニアが世界に活躍の舞台を求めている中で、日本のエンジニアもうかうかとはしていられない。もちろん、ITスキルに英語力がプラスされれば、あなたの市場価値が高まることはいうまでもないのだ。積極的に英語力が求められる仕事にチャレンジし続けてみよう。


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