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【名古屋開催レポート】『プログラミング言語図鑑』著者増井敏克さんが語る、スキルアップのために「即」できることとは?

株式会社リクルートスタッフィングが運営するITSTAFFINGでは、弊社に派遣登録いただいている皆さまのスキル向上を支援するイベントを、定期的に開催しています。 8月24日に東京にて開催した『プログラミング言語図鑑』の著者である増井敏克さんによるイベント。好評につき、名古屋に場所を移して、再び「次の言語は何にする?」というテーマで、プログラミング言語の選び方、学び方などを教えていただきました。

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▲【講 師】増井敏克さん
増井技術士事務所代表。技術士(情報工学部門)。情報処理技術者試験にも多数合格。ITエンジニアのための実務スキル評価サービス「CodeIQ」にて、アルゴリズムや情報セキュリティに関する問題を多数出題。また、ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。著書に『おうちで学べるセキュリティのきほん』(翔泳社)、『プログラマ脳を鍛える数学パズル』(翔泳社)、『シゴトに役立つデータ分析・統計のトリセツ』(ソシム)、『エンジニアが生き残るためのテクノロジーの授業』(翔泳社)がある。

増井さんのイベントの内容はリンク先を参照してください。
http://www.itstaffing.jp/engineer/entry/20170915_1

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エンジニアスタイルのイベントとしては、名古屋で初開催。祝日と週末の間(11月24日)という日程でしたが、たくさんのかたに参加いただきました。ということで、参加いただいた名古屋のエンジニアのみなさんにインタビューしました。

参加者のプロフィール

安藤公英さん


安藤 公英さん
エンジニアとしてこれまでシステム開発プロジェクトや社内システムに数多く携わってきた。

相羽雅子さん


相羽 雅子さん
子育てのためエンジニアとしてはブランクがあるが、以前はメーカーで基盤の回路設計業務やシステム構築に携わっていた。


―― 今回のイベントに参加した動機はなんですか。

安藤公英さん


中学生の頃からプログラミングをしており、大学卒業後約9年プログラマとして勤務しています。しばらく上流工程におり現場から離れていましたが、作りたいものができたので、もう一度学び直すために参加しました。

 

相羽雅子さん

以前エンジニアとして働いていましたが、もう20年近くブランクがあります。リクルートスタッフィングに派遣登録したところ、エンジニア職も候補にと担当営業からアドバイスされ、悩んでいたところこのイベントをご紹介いただきました。

 

―― 実際に参加してみて、どんな感想を持ちましたか。

安藤公英さん


雑然とした知識が整理されました。スライドもわかりやすかったです。
いいスタートラインに立てた気がします。

 

相羽雅子さん


エンジニア向けのイベントに出席するのも初めてでした。言語の話は新鮮で、ライブ感もあり、普段の生活から切り離して集中することができました。今後の学習にやる気がでました。

 

―― 日常、スキルアップのために心がけていることはなんですか。

安藤公英さん

通勤時間やランチタイムにiPad miniで勉強しています。過去問とその解答がすぐ見られるようにしているんです。最近はデータベースの勉強も始めました。 また、ITProや有料の記事や情報誌を定期購読しています。ITの環境は日進月歩で変化しますし、業務でも、実際の雑誌や記事の内容を見せながら話すほうが理解されやすいので活用しています。

相羽雅子さん

今回のイベントで勉強のコツを教えてもらえたので、これから頑張ります。普段はWebで情報収集していますが、書店に行くとどの本がいいのかわからなくなるので、増井さんの「一つの言語で3冊」はポイントでした。高校生の長男と一緒に、競争しながらプログラミングを学びたいです。

 

―― 次回もイベントには参加したいですか。

安藤公英さん

参加したいです。
クラウド関連の話は、業務でも切り離せないトレンドですから、名古屋でもぜひ開催してほしいです。

 

相羽雅子さん

今回参加してとても楽しかったので、機会があればぜひ参加したいです。今は浦島太郎状態なので、とにかく知識を吸収したいです。毎週金曜日にリクルートスタッフィングから配信されるメルマガも、参考にしています。


最後に、イベントに登壇いただいた増井さんに、エンジニアがスキルアップをしたいときに考えておくべきことを、いくつか聞いてみました。

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―― エンジニアとして成長するために、増井さんが大事にすべきだと考えていることはなんですか。

キャリアについて考えるとき、昔からT型人材やπ型人材といったことがよく言われています。これを実現するために、「能動的」な部分と「受動的」な部分のバランスが必要だと思います。

まず「能動的」な部分については、実際に手を動かすことです。プログラミングでもなんでも、まずはやってみることです。本を読んだだけ、セミナーを聞いただけ、では身に付きません。

「受動的」な部分については、幅広くアンテナを張ることです。好きな分野、得意な分野だけに注目していると、知識の範囲が限られてしまいます。突然新しい仕事を任される可能性もありますし、転職するかもしれません。能動的に考えなくても周りから勝手に情報が降ってくる状況を作るべきです。

―― そのために「即」できそうなことはなんでしょうか。具体的なアドバイスをいただけると幸いです。

まず「能動的」な部分については、実際に手を動かすことです。プログラミングでもなんでも、まずはやってみることです。本を読んだ能動的な部分では、実際に手を動かすことだけでなく、自分から情報を集めにいくことです。例えば、書店に行ってみましょう。技術書が置いてあるコーナーで新刊を見るだけで、トレンドがわかります。また、何度も足を運んでいると、そのトレンドの変化に気付きます。

受動的な部分では情報が降ってくるようにするために、情報源を持つことです。例えば雑誌の定期購読があります。雑誌が勝手に届くようにすると、興味がない内容でも目を通す確率が高まります。

お金を掛けない方法としては、RSSなどでニュースを得るといいでしょう。Slackでモヒカン(↓)などに登録するのもよいかもしれません。

https://qiita.com/kotakanbe@github/items/32cf4eb3de1741af26fb

―― 増井さんが考える「これからの旬」の言語とはどんなものでしょうか。

これから、というよりもすでに現在と言えるかもしれませんが、PythonとJavaScriptが注目されるのは今後も変わらないと思います。事実、機械学習やデータ分析の分野でPythonが使われる場面が増えています。

また、JavaScriptではVue.jsなどが話題になっています。ブラウザでは必須の言語ですし、サーバーでのNode.js、デスクトップでのElectron、スマホアプリにReact Native、など、どんな環境でも動くのはメリットです。

「まずは手を動かしてみて、最後までやった、作ったという経験をしてください。」

ひとつの成功体験が、プログラミング言語を学ぶために大切なポイントだ、とイベントでの講義の中で、繰り返し説いていた増井さんの言葉がとても印象的でした。やりきってみる、その経験は大変そうですが、一歩踏み出すならいまだ、という機会になったはずです。