はじまりました、連載「池澤あやかの“C”ごはん」!
こんにちは、池澤あやかです。
突然ですが、この連載では、“C”なごはんを食べ歩きます。“C”なごはんとは、Cheap(チープ)なごはんやCurry(カレー)CTOとのごはんなど、“C”にこじつけたごはんと定義します。
なぜ“C”なのか。
エンジニアにとって、“C”といえばC言語ですね!
私は普段エンジニアとしても働いていますが、好きな言語でもないですけど!
個人的にはおいCごはんが食べたいです!
ということで、
第1回の今回は「China(中国)の家庭ごはんを食べてみた!」です。
中国・深センにやってきました。可愛いお迎えが来てくれたので、早速おじゃましてきます!
中国の方が喜ぶお土産をインターネットでリサーチするもよくわからず、虎屋で買った和菓子を携えレッツゴー。
中国のとあるお宅に突撃!
今回お邪魔したのは、桃子さんご一家。
桃子さんは、ハードウェアの開発や製造受託を行う日本の会社で働いていました。今は子育て中の2児のママで、お子さんと旦那さんとご両親、計6人で暮らしています。
茶器でお茶をいただく
「まだ夕食には早いから…」
家にお邪魔させていただいてすぐに、お茶のおもてなしを食事前にいただきました。
中国の方はお茶をよく飲むようです。華強北の電気街でも休憩がてら茶器でお茶を飲む人を頻繁に見かけたし、お茶の入ったガラスボトルの水筒を持ち歩く人も多くみかけました。とある会社を訪問した際には、茶器一体型の机(!)なんてもので、お茶を振る舞っていただきました。
重宝される「1日に3粒食べると老いない」ナツメの実
一見、梅のような実を食べてみると、リンゴのようなシャキッとした食感で、ほんのりと爽やかな甘味を感じます。甘みがリンゴよりさっぱりしているかも。カリウム、亜鉛、鉄分、葉酸など、不足しがちな栄養素を多く含んでいて、健康にも良いのだそう。ちなみに、中国には「1日に3粒食べると老いない(一日食三棗、終生不顕老)」という言葉もあるそうです。
ちょっと台所を覗いてみる
台所では、桃子さんと彼女のお母さんが料理の準備をしてくれています。いい匂いに誘われて、ふらっと覗きに…。
桃子さんが作っていたのは、ピリ辛きゅうり(みたいなやつ)。日本で言う「食べるラー油」のようなピリ辛調味料で、きゅうりとピーナツを和えているみたいなのですが、すごく美味しそうです。
チキンを中心に料理がズラリ(そういえばチキンもCだ!)
すべての料理が完成してテーブルに並びました。どれもすごく美味しそう!!
「いただきます」と同時にお酒を注いだグラスで乾杯。
これはどこの国も共通なんですね。
振舞っていただいたお酒は、桃子さんの出身地である広東省梅州市の地酒「黒糯米娘酒」。黒いもち米を発酵させたお酒のようです。
中華料理は辛いという印象が強かったのですが、出していただいた料理は、広東省スタイル。
マイルドな味つけのものが多く、どことなく日本の味にも近い感じ。
すごく辛い料理が出てくるのは中国北部で、南部出身の方々は、辛いものが苦手な人もいるそうです。 深センは全国各地から人が集まるので、この味覚の差に、会社の社食を作る時なんかは苦労するのだとか。
あまりに美味しかったので、テーブルでは「ハオチー(美味しい)」しか言わない人になっていました。
超満足で、宴もたけなわ
「中国の家庭料理を食べてみたい!」というわがままから始まったこの訪問。
突然の訪問にも関わらず、美味しい家庭料理を振る舞っていただきました。
本当にありがとうございました。
料理を通じての異文化交流っていいなあ。言葉が通じなくても、同じテーブルについて、同じ料理を食べるだけで仲良くなれる気がします。
私も日本の家庭料理くらい、つくれるようにならないとなあ……なんて反省しつつ、帰路につきましたとさ。
つぎはどんな“C”ごはんを食べようかな。おすすめがあれば、ぜひ教えてくださいね。