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TECH::CAMPの1か月プログラムに挑戦!未経験からエンジニアになる二人に密着します(前編)

10月12日(水)に株式会社リクルートスタッフィングとTECH::CAMPを運営する株式会社div(以下TECH::CAMP)が共同で開催したイベントは、未経験で今後エンジニアになりたいと考えている人が、プログラミングの重要性を学びエンジニアとしての第一歩を踏み出す機会となりました。当日参加者の中からTECH::CAMPのwebアプリケーションコースに挑戦する方を募集し、現在リクルートスタッフィングを通じてお仕事しておられる方に実際に体験していただいたので、その様子をレポートします。

■本記事は、

「エンジニアとして働くことに興味があるが、何から始めたらいいかわからない」方必見!
・エンジニア職未経験の方がエンジニアになるための過程に密着します
・前編である本記事では、初日の意気込みから3週間目までの週次報告書を公開します
・お二人が何に悩み、どう変化していくのか細かくご紹介します

果たして、未経験からエンジニアになることは可能なのでしょうか…?

▼10月のイベントレポートはこちら
https://www.r-staffing.co.jp/engineer/entry/20161201_1
▼12月にもハンズオンイベントを開催しています
https://www.r-staffing.co.jp/engineer/entry/20170206_1

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TECH::CAMPの1か月プログラムに挑戦する、福さん(写真左)と伊藤さん(写真右)

今回お二人が参加したプログラムは、「Webアプリケーションコース」です。全くの未経験からWebアプリケーション開発に必要なスキルを学ぶことができ、 自分でゼロからサービスをリリースできるレベルまで到達することができます。
https://tech-camp.in/course

プログラム初日はオリエンテーション。わくわく、でも緊張した面持ちでTECH::CAMPの方から説明を受けます。

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エンジニアになるのは専門性を持ち、時間や場所にとらわれない働き方を手に入れるため

その後、お二人にプログラムへの参加経緯や現在の状況をお聞きしました。

―お二人はどうしてこのプログラムに参加しようと思われたのですか?

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現在は営業職なのですが、今後はサービスをつくる側に携わりたいと考えているからです。将来的には手に職をつけて、正社員やフリーランスなど働き方にかかわらず、活躍できるように頑張りたいと思っています。
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大手通信会社のコールセンターでスーパーバイザーとして働いています。以前はテレコミュニケーターとして、ネットワーク・テクニカル系のサポート業務をしていました。正直に言うと、こういうものを作りたい、などは一切なく、このプログラムに参加することで何ができるようになるのかよくわかっていません。ですが、先日のTECH::CAMPでのイベントで、最終的にフリーランスにもなれるようなスキルが身につくかもしれない、と聞き興味を持ちました。将来は、手に職がつくことで地元である鹿児島の与論島に帰ってもネット環境さえあれば希望の仕事ができるという状態を目指せたらいいなと思っています。

―エンジニアになることでのメリットはいっぱいあると思います。多様な言語があるので成長の幅があるとか、時給が上がるとか、フリーランスとして働けるとか。何が一番メリットとしてご自身に刺さりましたか?

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専門性といいますか、強い武器を身に着けられるという部分です。とても将来性のある業界ですし。そこで自分の活躍の場があるのならば、挑戦したいなって思います。
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私はやっぱり「時間と場所にとらわれない働き方」が、1番ですね。

―応募され、プログラムへの参加が決まってから今までで、なにか準備してきたことや、読んだ本はありますか?

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そうですね、参加が決まる前から、無料のドットインストールとか、Progateはある程度自習していました。参加の2週間前から講座がスタートできるので今75%ぐらいまで完了しています。
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私は、まったく準備していなかったです。営業担当から「今後のキャリアアップに繋がると思うので」と薦められ、イベントに参加するまで、そもそもエンジニアになろうという意思がほぼなかったので。2週間前から講座の内容を見られることは聞いていたのですが、最初の1ページから「あ、すごく難しそうなことが書いてある」と思ったので、今から心配です。

伊藤さんはすでに講座の75%も進めていると聞き、福さん含め、一同は大きくざわめきました。
一方で、最初から躓きそうだと不安な様子の福さんを見て、TECH::CAMPエンジニアの阿部さんは「大丈夫です。そういう方も多くいらっしゃいますのでまったく問題ないですよ」と声をかけます。

「わからないことがあったら、わからないことがわからない、などと何でも質問してください。とりあえずメンターに声をかけるというのがコツです。過去に多少いじった経験がある方と、本当にさわったことのない方では、圧倒的に前者の方がスムーズに進めますが、ちゃんとメンターに質問していただければ、初めての方でもできるようになります」

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1~3週間目の週次報告書を大公開!エンジニアになるための道のりとは?

プログラムに参加中は、毎日の勉強内容、勉強時間、コメントを残してもらいました。お二人の週次報告書の内容を少しご紹介します。

1週目:とにかく「わからない」。けれど、とにかく「進めてみる」

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初めて本格的にプログラミングを学び始めて、右も左もわからないことだらけというのが正直な感想。メンターさんに何を質問したらいいのかさえわからないという質問をする状態だった。今はとりあえず進んでいるが、わかったつもりでいても練習問題でいざコードを書くとなると、何から手をつけたらいいのか途方にくれることが多かった。 ヒントを少しずつ見ながら挑戦していくと、惜しいところもあったりするので、やりがいはある。
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受講スタートに先駆けてカリキュラムを75%のところまで進めていたが、改めて最初から復習を開始。「わかるような、わからないような状態」だったのが、「これはわかる、これはわからない」と明確になってきた。疑問点を洗い出すことができたので、その箇所をメンターさんに相談すると解決が早いことがわかった。

1週目の感想はとにかくお二人とも「わからない」。
福さんは何を質問すればよいかもわからないながらも、進めていくことで少しずつ理解できるようになってきています。
はじめは理解できているかどうかもわからない状態ですが、進んでいくと、伊藤さんのように理解できているかどうかが明確になるようです。

2週目:すぐに疑問点を解決するため「教室に通って質問すること」がカギ!

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Rubyは6~7割方理解できている感じで、全体的にわかっているのかどうかの確証はないものの、一旦進めている状態。HTML/CSSは視覚的で理解が早かった。 ただ、内容が理解できることと実践できることは別だろうなとも思う。効率的にプログラムを管理するための書き方をすることも大事だなと練習問題を取り組みながら強く感じた。 仕事との両立は思っていたより難しくない。基本的に学習は教室で行い、教室以外で学習するときはカフェに行くなどして自宅外でするようにする事で、気持ちの切り替えを行っている。
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進捗は75%→81%とあまり進められなかったが、疑問点の解消と、Railsの基本的な流れを復習でき知識が定着させられたのは良かった。 学習時間を捻出することが難しい。細切れの時間は所々あるので、PCを取り出して作業するまでの時間はないような中途半端な時間を、いかに活用するかが課題。 また、1つ躓くと、先に進めても途端に訳がわからなくなってしまうような積み重ね学習の要素が強いので、進捗しなくなりフラストレーションがたまる。「こまめに渋谷校に通い質問できるか」が勝負の分かれ道だと思う。

先週の「わからない」状態から一変。理解が進み、練習問題の使い方など学習のコツが掴めたようです。お二人が口を揃えて「教室に通って質問する重要性」を書かれていますが、TECH::CAMPのメンターは一緒に考えてくれるので、一人で考えるよりも格段に早く理解ができます。
一方で、仕事と両立して取り組んでいるため、思うように学習時間が捻出できないことへの焦りや日々の疲れもあります。上手く心身をコントロールしながら進めていくことができるでしょうか。

3週目:業務と学習の両立で疲れもあるが、理解が実感できて面白くなってきた

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今週はRailsを学び始めた。最初はアプリケーションの流れが膨大すぎて、意味がわからなかったけれど、少しずつ理解が進むにつれ処理の流れがわかるようになりとても興味深いと思うようになった。 カリキュラムに沿って作っているものがツイッターなどの自分が普段使っているサービスに近く、実際のサービスを作っている感覚がしてとてもおもしろい。 ちょうどわからなくて質問したいことがあるタイミングで質問に行けない、質問ができる時間にPCを触れない状況が多く歯がゆかった。
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渋谷校に通えば、学習の進捗や理解度を一人でやるよりもはるかに高められると痛感する。なんとか通う回数を増やしたい。 カリキュラムが進むにつれて、内容の理解が追いつかず何度も振り返って復習してしまうので、思うように進捗しない。

言語への理解が進むと、実際のサービスを見ただけで、「この部分はあの仕様で作っているな」などと理解できるようになるなど、成果も見えはじめます。
一方で仕事との両立の疲れも溜まってくる時期。忙しくて時間がとれないことに悔しさを感じているのがよくわかります。

3週目までの週次報告書をご紹介しましたが、この時点でまだ二人とも講座をすべて完了していません。今回参加されたコースは講座のあとに実際にサービスを1つ作って卒業となります。
果たして、無事に終わり、エンジニアになることができるのか…
後編に続きます。どうぞお楽しみに!