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【イベントレポート】ゼロからプログラミングを学んで、エンジニアとして働くためには?

株式会社リクルートスタッフィング(以下ITSTAFFING)とTECH::CAMPを運営する株式会社div(以下TECH::CAMP)が10月12日に共同で開催したイベントの様子をお伝えします。

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■今回のイベントは?!
・プログラミング経験ゼロの参加者もプログラミングに挑戦。メンターの丁寧なサポートで全員が課題クリア。
・未経験からエンジニアになった方の本音トークや、派遣エンジニアの時給の実態などもこっそりと公開。
・初心者がプログラミングを学ぶために大切なことは「いつでもすぐに質問できる環境」を用意すること。さらに、登録スタッフの皆さんがエンジニアとして今後活躍するために必要なことをまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

本イベントは、リクルートスタッフィングに登録している方で、IT・エンジニア職は未経験でもプログラミングに興味がある方を対象に、エンジニアへの一歩を踏み出すきっかけになるために開催。応募開始直後、すぐに定員に達するほどの大人気イベントとなりました。

まず、「世の中にサービスを生み出す人を増やす」といった理念を掲げるプログラミングスクールTECH::CAMPを運営する株式会社div代表取締役の真子就有さんが登壇し、なぜエンジニアを目指すべきなのか、どのようなステップを踏めばエンジニアとして働くことができるのかを講演されました。

なぜプログラミングが重要なの?どんなメリットがあるの?

真子さんはプログラミングについて重要な点が2つあると言います。まずプログラムは定形作業を自動化でき、そこにかかっていた人件費を削減することができること。そして、プログラミングを通じて新たな価値を生み出すことができるということです。

労働市場においてエンジニアの採用ニーズは非常に高まっています。事業成長に必要にもかかわらず採用が難しいため、高待遇を用意してエンジニアを集める企業も出てきています。

特にアメリカでは3週間の短期集中のプログラミングスクールの卒業者に初年度から年収1300万円のオファーが出されているそうです。日本でも事務系の職種に比べてエンジニア職のほうが、給与が高くなる傾向にあります。

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▼株式会社div代表取締役 真子就有(まこ・ゆきなり)さん
学生時代からエンジニアとしてITベンチャーに勤務。大学4年次、人事として新卒採用を担当。TECH::CAMP開始から1年半で5000人以上の卒業生を輩出。2015年11月Forbes誌「注目のUnder30起業家10人」に選出。

また、プログラミングができるようになると、自分の書いたコードによって世界を変えるような、やりがいのある仕事に携わることができるようになる点でも、真子さんはエンジニアになることを勧めています。

エンジニアになるために、どのように学習すればよいか?

では、実際にどのようにプログラミングを学習していけば良いのでしょうか?プログラミングの学習を進める上で重要なのは、「自分の手でコードを書き、わからないところがあればすぐに質問をする」ことだと言います。

TECH::CAMPはまさに、自分の手でコードを書き、わからないところがあればメンターにすぐ質問できる環境を整えています。これはTECH::CAMP設立者の真子さんが、初めてプログラミングを独学した際にぶつかった困難を受講者の方に感じてほしくないという思いからだそうです。

いきなりTECH::CAMPに入るのは不安、という場合には、まずは無料のオンラインサービスでプログラミングの基礎について学習をした上で、TECH::CAMPや企業インターンシップなど、プログラミングに関して質問できる環境に飛び込むのがよいと勧めています。

初めてのコーディングに挑戦。疑問点はメンターがすぐに解決してくれる環境に大満足な様子

いよいよ参加者の方々がTECH::CAMPの教材を使って実際に自分の手でコーディングをしてみる、ライブコーディングの時間になりました。参加者全員にMacbook Airを貸し出し、実際にコーディングを行いました。今回は、「FizzBuzz問題」という課題を解いていきます。

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▼株式会社div TECH::CAMP事業責任者 阿部幸一郎 (あべ・こういちろう)さん
TECH::CAMP最初期からメンターとして活動、「目の前で困っている受講生を助ける」をモットーに、述べ3000名以上の初学者にプログラミングを指導している。

FizzBuzz問題は、ターミナルに「1~100までの数字を画面に表示させ、そのうち3の倍数の時には数字の代わりにFizz、5の倍数の時はBuzz、3と5の公倍数の時はFizzBuzzと表示する」という課題です。FizzBuzz問題を解くには、プログラミングの基本である条件分岐や繰り返しを使いこなせる必要があります。

PCに命令を行うリモコンの役割を果たしている、ターミナルという画面に対してコマンドを入力。まず画面に"Hello World"と表示させることができました。

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その後は基本的にTECH::CAMPのオリジナル教材を自分で読み進めて、自分でプログラミングを学んでいきます。ある程度読み進めると、画面上にペンマークが表示され、これまで読んできた内容を踏まえて、手元のコードを少しだけ書き換える作業に入ります。

たとえば、画面に1数字を表示させるために、先ほどのHello Worldという文言を数字に置き換えてみよう!など初心者でもわかるよう少しずつ進みます。

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市販の書籍では数行しか触れられていなくて、飛ばされてしまう様なポイントも、しっかりと1から説明されています。もしわからない点があればすぐに質問できるように、常にTECH::CAMPのメンターが巡回していたので、参加者のみなさんは非常にスムーズに学習されていました。

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今回は時間の都合もあり、途中で打ち切りになってしまいましたが、多くの方が画面に1-100の数字を表示させるところまでは出来たようです。また、短い時間ながらすべて書けた!という方もいらっしゃいました。

エンジニア転職体験談:初めての就職はエンジニア。でもその道のりは長かった

ここからは軽食を囲んで、リラックスした雰囲気の中で、TECH::CAMPを受講し、実際にエンジニア転職を果たされた苦瓜憲介(にがうり・けんすけ)さんと、真子さんによるトークセッションが行われました。

苦瓜さんは新卒の就活時に音楽活動と就職の間で揺れ、結果8年間就職していなかったのですが、昨年の11月にTECH::CAMPに参加され、その後12月に転職活動を開始。今年、2月に今の会社に就職し、現在は受託開発をメインにエンジニアとして働いています。

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苦瓜さんは26歳の時、「プログラミングを学ぶなら生涯仕事に困らないことを私が保証しよう」というFacebook元役員の言葉を知って一念発起。プログラミングを学ぶことを決意しました。

ただ、そこからエンジニアとして働き出すために何から始めたらいいかわからず苦労の連続。数々の挫折で半ば諦めかけていたころに出会ったのがTECH::CAMPでした。

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▼ エンジニアになるまでの苦労を語る苦瓜さん(写真右)と真子さん(写真左)

TECH::CAMPでは、すぐにメンターに相談することができたのが非常に良かったと苦瓜さんは言います。初心者にとっての壁は、何が原因でエラーが出てしまっているか分からず、途方に暮れてしまうことだと言います。それをメンターに質問することで、学習を進めることができたそうです。

苦瓜さんは自分が携わったサービスがCMで放送されている時など大きなやり甲斐を感じているそうです。また、エンジニアになったことで、場所・時間にとらわれない働き方ができるようになり、結果として今、自分の大好きな音楽にも取り組むことができています。

エンジニアとして実際に働くためにはどうすればよいか

今回のイベントの最後に、実際にエンジニアの求人案件を紹介しているITSTAFFINGから、派遣エンジニアの時給の相場をご紹介しました。

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実際にエンジニアとして働き始めると、その平均時給は事務やテクニカルサポート職の平均時給よりも高額であることが多いです。ただし高待遇であることの反面、実際に未経験からエンジニアとして働き出すためには3つの高いハードルがあるのです。

1. プログラミング能力などのハードスキルが求められること
2. 時給が高い案件ほど即戦力が求められること
3. 未経験のエンジニアを育てる職場は少ないこと

ただし、これはエンジニアに転職ができないということではありません。実は、エンジニアの求人の中でもWebに掲載されない、非公開の案件であれば未経験でも紹介可能なものがあります。

また、リクルートスタッフィングがサポートする上でも、エンジニアの努力によって、企業を紹介できる可能性がより高まることもあります。

まずはしっかりとエンジニアとしての基礎を学び、簡単なものでもよいので成果物を作ることが大切です。そのあとは、企業に実務力を証明するためにCODE.SCOREというサービスを利用することをお勧めしています。CODE.SCOREはリクルートキャリアが運営している、エンジニアの実務力を客観的に測ることができるテストです。

実際にあった事例では、未経験だったため企業を紹介できない状況から、CODE.SCOREを受検することでエンジニアとしてのスキルを証明し、結果企業紹介につながった事例もあります。

エンジニアになるためには一歩踏み出す必要があるということ、そしてリクルートスタッフィングでは、エンジニアとして働く一歩を踏み出すお手伝いができるので、ぜひご相談ください。

《イベントの参加者の声》
42人の参加者のうち、38人がとても面白かったor面白かったと回答されています!
・エンジニアになるためのステップがイメージできる今回のような機会はありがたいです。
・実際にコードを書いて、動いたのが面白かった。体験談がリアルでよかったです。
・ずっと興味を持っていた分野の第一歩になりました。

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▼エンジニアという職種の可能性を知り、質疑応答も活発に。イベント終了後もTECH::CAMPやITSTAFFINGの営業担当に質問される方で賑わいました。

今回はなんと、イベント参加者一部の方に、TECH::CAMP無料受講プレゼントというサプライズもありました。ITSTAFFINGではこのようなイベントをきっかけに、エンジニアの道を歩まれる方が増えることを期待しています。また、本イベントは大好評につき、今後も定期的に開催を予定しています。ご興味のある方はメルマガやエンジニアスタイルをチェックしてくださいね。