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仕事を選びたいあなたが意識するべき「キャリアデザイン」について。自分のスキルの整理から始めてみませんか? という提案

 「やりたい仕事は自分で選ぶ」ことが比較的実現しやすいのが、派遣というワークスタイルです。さらに、派遣会社のコーディネーターから仕事に関するアドバイスを受けられ、自らの市場価値を高めていくことができるのも大きなメリット。ですが、自分のキャリアデザインを意識した時に、自分自身でも何かできないか、そう考えてしまう人もいるはずです。

 キャリアデザインを考える上で、最も意識しておきたいことは「スキルアップ」です。今回は、ちょっと変わったやり方で、スキルアップのためのヒントを得る方法をご紹介します。

派遣エンジニア「ならでは」の「キャリアデザイン」を意識しよう

 企業に直接雇用されて働くエンジニアと、派遣で働くエンジニアにはいくつかの違いがあるのですが、中でも特徴的なのは「キャリアに対する意識と周囲の環境」です。

 直接雇用されて働くエンジニアの場合、企業が個人に要求する内容によって差異はあるものの、その企業の中で働くエンジニアとして必要な能力を獲得できるように配慮して、ジョブローテーションが実施されるケースが多いです。様々なポジションを経験することによって、技術的なスキルだけでなく、マネジメントなどの能力も身に付けていく、そんなイメージを持つとわかりやすいでしょう。

 そのための研修や教育、そもそも仕事にアサインするという行為そのものが企業にとっては、雇用している従業員の成長を意識しているのです。逆に直接雇用されて働く個人は、育成の仕組みが整っていて、企業の「こういうベクトルで成長してほしい」という希望と、個人の成長したい方向が一致すれば、不安を持つことは少ないといえます。


 しかし、派遣というワークスタイルを選んで働くエンジニアには、そのような環境が整備されているとは言いがたいのが現状。派遣会社を活用するのはもちろんですが、エンジニア自らが、しっかりとキャリアデザインを意識することも大切です。

保有するスキルの可視化の実施は、キャリアデザインの「第一歩」だ

 自分でワークスタイルや仕事の内容を自立的に選ぶことができる派遣エンジニアだからこそ、キャリアデザインも自ら考える必要がある。と言っても「どこから手をつけたらいいのか、全くわからない」という人も多いはず。そこでおすすめなのは、自分のスキルの棚卸しをしてみることです。


 持っている資格やできる技術の整理、職務経歴をきちんとまとめる。当たり前のように「やっておくべきだ」と言われていることですが、実際は忙しくて、まだ手をつけていないという人もいるかもしれません。


 派遣登録をしているエンジニアなら、登録している派遣会社に保有スキルや経験内容をアップデートしておくことから始めてみましょう。自らの最近の仕事内容を丁寧に整理して、身についた能力やスキルを言語化しておくだけで、自分の成長に驚くかもしれませんし、反対に「意外と身についていることは少ない」と焦るかもしれません。


 自分のキャリアデザインを意識し始めたら、まずは、自分の成長は自身で把握をすることから始めましょう。そして、足りない部分は補う策を同時に考えてみる。例えば、勉強会に参加する、自分で書籍を購入し学ぶなど、その方法はたくさんあります。詳細は、次回のコラムでご紹介する予定です。

最新の「ニーズ」を把握する、とても簡単な方法も試してみて!

 自らの最近の働きぶりを振り返ったとして。今後、何を伸ばせばいいのかがわからない、という人もいるでしょう。ここでは、その把握の仕方を簡単に紹介します。やり方は簡単。求人情報を検索してみることです。例えば、リクルートスタッフィングが運営するエンジニア専門の仕事検索サイト、ITスタッフィングで検索すると、募集中の仕事の数が一目瞭然。


 この仕事をしてほしい、できる人を探しているということは、その能力や技術、スキルを求めていることを示しています。その確認を定期的にするだけでも、ある程度の市場のニーズが把握できるのです。求人情報の意外な活用法ですが、まずはどんなスキルの仕事にニーズが集まっているのか見てみましょう。

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▲2016年1月15日15時現在のITスタッフィングサイトでは、PHPの派遣案件は176件。全体の案件数の8パーセント弱になっている。

 

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▲同日同時刻のCSSの派遣案件は244件。全体の案件数の11パーセント弱だ。

 

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▲様々な技術や言語からも仕事を探せ、トレンドをキャッチするにも最適。

 

 定期的に仕事情報をチェックすることで、トレンドを把握し、自らが持っているスキルを活かせる求人が減ってきた、もしくは時給が下がってきたら、キャリアに対する黄色信号が灯ってきていると判断する一つの目安になるはずです。そのスキルは維持しつつ、今ニーズがあると想定される新しいスキルを獲得して、エンジニアとしての能力を高めておくことが必要になります。

 自分のキャリアプランを自身で考えるということは、近い未来の仕事の状況をいち早くキャッチアップして、それに対処できるよう、自分を鍛えておくことに他ならないのです。「一人でも何かできることはないか」と思い立ったら、まずはできることから始めてみてください。

一人でキャリアデザインを考えることが難しいと感じたら……

 冒頭にも書きましたが、派遣エンジニアとして働くメリットに「派遣会社と相談しながら、キャリアデザインを考えることができる」という点があります。
先ごろ「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律」が施行されました。

   その中で「派遣元事業主は、雇用している派遣労働者のキャリアアップを図るため、 段階的かつ体系的な教育訓練 と、希望者に対するキャリア・コンサルティングを実施すること」が義務付けられました。一人でキャリアデザインを考えることが難しいなと感じたら、ぜひリクルートスタッフィングのジョブコーディネーターや営業担当にご相談ください。

 
   同時に派遣エンジニアの皆さんのキャリアデザインをサポートするコンテンツやサービスを用意する予定です。あわせてご利用ください。