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【イベントレポート】「女性が働き続けること」はなぜ大変!?アンケートとディスカッションで課題が明らかに。

「女性が働き続ける」ことには、どんな悩みや考え、障壁があるのでしょうか? 3月26日(土)に株式会社リクルートスタッフィング主催で開催された「ワーキングマザーのキャリア支援イベント」では、講演やトークセッションのほか、参加者同士でのディスカッションの時間が設けられました。参加者は、独身の方、既婚で子どもはいない方、子育て中の方などさまざまな境遇の20代~30代のキャリア志向の女性が多かったように感じます。この記事を書いている私自身も、子育てをしながら働く女性として参加させていただき、ほかの女性の考えを肌で感じることができました。

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▲「ワーキングマザーのキャリア支援イベント」2部の【ワールドカフェ】の様子。4人ごとのグループに分かれて雑談のようにディスカッション。どのような意見が飛び交ったのでしょうか?

また、クロワッサン倶楽部では、事前に162名の女性にアンケートを取り、働くことに対するさまざまな意見を集めました(2016年3月18日~22日、東京、大阪、愛知の20~50代の女性にインターネットで実施)。事前アンケートで明らかになった女性の思いと、ディスカッションでの意見を交えてご紹介していきます。

【アンケート】対象者の属性は?

年齢

20代                   0.6%

30代                   23.5%

40代                   57.4%

50代                   18.5%

既婚/独身

既婚                    61.7%

未婚                    24.7%

現在は独身          13%

未記入                  0.6%

子どもあり/なし

あり                    42.6%

なし                    57.4%

事前に取ったアンケート対象者の年齢は、上記の通り。40代の女性が多く、57%。次に30代、50代、20代と続きます。また、半分以上の62%が既婚です。子どものいる方は43%、いない方が57%でした。

住まい

東京                    71%

愛知                    12.3%

大阪                    8%

神奈川                4.9%

未記入                2.5%

埼玉                    0.6%

千葉                    0.6%

職業

正社員                            40.1%

パートアルバイト          17.1%

フリーランス                  15.1%

契約・派遣                      10.5%

その他                              17.1%

東京にお住まいの方が多く、71%でした。職業は正社員がもっとも多い40%、次がパート・アルバイトの17%、フリーランスの15%と続きます。 まず聞いたのは、次の設問です。

Q 国が女性を「活用しよう」と様々な制度を用意していることを知っていますか?(知っている/知らない)

知っている                      70.4%

知らない                          29.6%

7割の方が「知っている」と回答しています。働いている女性なら、さまざまな場所でこういった声やニュースを聞いているのかもしれません。私自身も、女性活用をテーマとする特集やインタビュー記事が増えているのを感じます。

【アンケート】女性が子どもを産んでからも働くには周囲のバックアップが必要。

「女性が働く」ということについて、さまざまな考え方があります。男性と比較して、結婚、出産などでライフスタイルが変わるケースが多いからかもしれません。アンケートでは、次のような質問を投げかけました。

Q 女性が働くことについて、ご自身はどのように思っていますか?

女性だからと特別に考える必要はない 69.1%

いいことだと思っている 29%

事情があるなら仕方ない 1.2%

できれば働くべきではない 0.6%

「女性だからと特別に考える必要はない」が69%と多数を占めました。答えた理由に次のような意見が。

  • 誰にでも役に立ちたいと思う気持ちがあると思います。年齢、性別に関係なく、自分のできること、持ち備えている物で、だれかの笑顔や幸せのきっかけになれるのならば嬉しいと思います。その評価として収入があれば、その活動を継続したり、広げることもできる、自信にも繋がると思っています。(48歳・現在は独身・なし・東京・フリーランス・ライター(取材などにより、web、書籍などに掲載))
  • 理想を言えば子供が小さいときは子育て・家事に専念したい。(46歳・既婚・あり・東京・パートアルバイト・鍼灸マッサージ業務)
  • 現代は昔よりは女性への雇用の門戸が開かれているので、働くことも女性だから云々いうことはないと思う。ただし、結婚して子供を産んで、働き続けることはとても難しいのが現状だから改善してほしい。(59歳・既婚・あり2人31歳28歳・千葉・契約や派遣社員・OAインストラクター)
  • ジェンダー問題。特に性別関係なく働いてもいいと思うが、結婚前、出産前、育児中だと公的バックアップ、家庭のバックアップは必然。(44歳・現在は独身・あり3人21.20.16歳・神奈川県横浜市・正社員・一般事務)

【ワールド・カフェ】ロールモデルがいない中、復帰できるのか不安。

キャリア支援イベントのディスカッションは「どのようなキャリアを築きたいか」というテーマで行われました。ディスカッションは、1995年に開発・提唱された「ワールド・カフェ」という形式が取られ、4~5人のグループをシャッフルしながら進めました。

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▲「ワールド・カフェ」では、テーブルに広げられた模造紙の真ん中にテーマを書き、自由にメモを取りながらディスカッションしていきます。

話してみると、入社1年という女性から不安の声が。

「法人営業をしています。遅い時間まで働くことも多いですが、仕事は楽しいので、ずっと続けたいと思っています。ただ、将来の出産を考えた時に、営業職に戻れるかどうか……。同じ部署ではロールモデルになる人がいないので、あきらめるしかないのかな、とも感じています」

会社に時短勤務などの制度があっても、部署によっては復帰が難しいケースはありそうです。私自身もIT系の企業にエンジニアとして勤めていた経験があり、当時はロールモデルになる人がいませんでした。子どもを育てながら働き続けるのは無理だろうと考えていましたが、元同期の女性は、3人の子どもを育てながら働き方を変え、今も同じ会社で働いています。時代や文化によって企業や個人の働き方は変えていけるものなのかもしれません。

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▲IT系の企業から、夢に向かってライターに転身した私ですが、その後もキャリアを模索中。そんな率直な話もさせていただきました。

【アンケート】価値観の変化は子どもの有無に大きくかかわる

女性は、結婚や出産で生活ががらりと変わりがちです。価値観はどう変わったのでしょうか?

Q 結婚前後、妊娠出産前後、で自分の価値観(仕事観)は変化しましたか?

変化した                  52.5%

変化してない              42%

未回答                    5.6%

変化した人が52%に対し、変化していない人は42%。それぞれ、なぜそう思ったのでしょうか。

<変化した>

  • 子供のためにという気持ちが一番になりました。(49歳・現在は独身・あり・大阪・正社員・経理)
  • 保育園に預けることから、預けていても病気で早退しなくてはならなかったり、ただ自分が働いていればいい時と比べて大きな差を感じます。(33歳・既婚・あり・東京・正社員・病院内での検査業務)

<変化していない>

  • まだ子供もいないし、あまり生活は変わりません。(42歳・既婚・なし・東京・正社員・音楽プロダクション)
  • 子供がいないので、あまり考えかたは変わっていません。家事に差し障りなければ働くほうが良いと思います。(50歳・既婚・なし・東京・フリーランス・フラワーアレンジメント教室 主宰)

変化したかどうかは、子どもが生まれたかどうかに深く関わっているようです。

【ワールド・カフェ】出産後に働き方を考えるのが女性だけ、って不公平!

ワールド・カフェでは、メンバーをチェンジして、新たな席で話が弾みました。

「今は夫婦でバリバリ働いていますが、出産後も働けるのか不安。でも、男性はあまり悩まないイメージがあります。『どうして女性だけ?』って思いませんか?」

隣の席は2歳半のお子さんを持っている方。

「夫は家事育児が得意な方ではありませんでしたが、妊娠中の体調が思わしくなかったこともあり、出産直後に夫と話し合い、家事育児のほぼすべてを任せることにしました。それによって、父性が芽生えたみたいです。今はほぼ半々で家事・育児をしています」

「イクメン」の教育に成功した彼女には、思わず拍手! 旦那さんは、家事育児のために会社に掛け合って働き方を変えたのだそう。男性も、ちゃんと理解すれば動いてくれる、という好例です。

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▲楽しい話や真剣な話。短い時間で濃密なディスカッション。話は尽きることがありません。

求めるのは継続したキャリア? 生活や時代に合わせた働き方?

仕事をしている人に、これからどのようなキャリアを歩んでいきたいのか、聞いてみました。

Q 仕事をしている方にお伺いします。仕事をする上でどういうキャリアを歩んでいきたいと考えていますか?

若い時から連続したキャリアを歩み職場での地位も獲得したい 10.5%

ライフステージに合わせて働き方は変化させたい 47.5%

時流に合わせて自分のできることを見つけて働きたい 22.8%

途切れ途切れでもいいから自分の思い描いたキャリアを実現させたい 6.2%

その他 3.7%

未回答 9.3%

「ライフステージに合わせて働き方を変化させたい」が半数近くの48%を占めました。続いて「時流に合わせて自分のできることを見つけて働きたい」が1/4近くです。フリーコメントは次のようなものでした。

  • 途切れるのは不利(53歳・未婚・なし・愛知・正社員・臨床検)
  • 子供優先で責任のある仕事は荷が重い。(46歳・既婚・あり1人6歳・大阪・フリーランス・化粧品のラウンダー)
  • 子供がいると独身のように働けないので、ライフステージに合わせて働きたい (41歳・既婚・あり・東京・パートアルバイト・看護師)
  • キャリアウーマンでバリバリ働いて、海外を飛び回り、役職につくぐらいの仕事をして稼ぎたかった。(しかしながら子育てをしながらキャリアを積むことは難しかった)(49歳・既婚・あり2人27歳26歳・東京・フリーランス・ピラティスインストラクター)
  • フレキシブルに考えられるのが女性の特権でもあると思う(45歳・現在は独身・なし・東京・正社員・外資系ブランドのCMO)
  • ジレンマが見て取れる自由回答も目立ちます。働き方の変化を前向きに捕らえられる方もいますが、子どものために願望どおりのキャリアを築けない場合もあるようです。

【ワールド・カフェ】責任感のある人ほど、育児しながら働くのは難しい?

ディスカッションは続き、女性管理職の話題に。

「周りを見ていると、責任感が強い人ほど、復職後は責任のある職に就けないと思ってしまうようです。しっかりやり遂げるべき、と思いすぎて、それなら請けない方がいいと思ってしまう傾向がありますよね」

時間やマネジメントという観点で考えると、子どもを迎えに行く時間に帰らなくてはいけない人はどうしても引け目を感じてしまうようです。制度を整えるだけでなく、女性自身が「自分ができなくても大丈夫」「人に任せられる」というような割り切りを身につける必要があるのだと感じました。

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▲模造紙にはさまざまなメモ。持ち帰るわけではありませんが、文字に書いたことは記憶に強く残りますね。

アンケートと、ワールド・カフェの意見を交えてご紹介してきました。「女性」とひとことでいっても、価値観や願望はさまざま。多様な働き方が増える分、悩みも千差万別になっていくはずです。ただ、その課題を解決しようと考え、周囲を動かしていくことこそが大切だと感じました。特定の誰かではなく、女性一人ひとりが、次の世代のロールモデルになっていく時代なのかもしれません。

ワーキングマザーのキャリア支援イベントレポートは次回に続きます。

新しい「出稼ぎ」の形: 北の大地で自給自足生活を目指すプログラマーが選んだ働き方とは?

春から秋の8カ月間は北海道のニセコで自給自足ライフを送り、冬の4カ月間は東京でエンジニアとして働く――プログラマーの小野浩一さん(46歳)は自然とITを行き来し、人生を満喫している。

彼のユニークなライフスタイルを支えているのが、登録型派遣という働き方だ。

アジア旅行の体験が大きな夢の原点に!

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学生時代からよく海外旅行に出かけていた小野さん。いわゆるバックパッカーとしてアジアやオセアニア各国を回り、観光地巡りのみならず、そこで暮らす人たちとの交流に大きな魅力を感じていたという。

「農作業を手伝ったり、現地の人たちと一緒になって何かを作ったりするのがとても面白かった。必要なものは自分たちで作るという、都会にいては決して味わえない、人が持つ根源的な活力のようなものを感じられました」

1991年に大学を卒業し、小野さんが就職したのは大手の重工業企業。機械工学を専攻していたこともあり、配属先では機械設計を任された。

「リサイクルプラントにおける機械設計の仕事で、具体的には積算や見積もりなどを担当していました」

そのまま働き続けていれば、機械設計エンジニアとしてのキャリアを形成していたかもしれない。しかし、「海外へまた行きたい」という思いが日々積み重なり、働き始めて2年がたったころ、小野さんは会社を退職する。

その後3年間、海外で生活をした。インドで本場のヨガを学び、インストラクターの資格まで取得したという。

「ワーキングホリデーを利用してオーストラリアに1年間滞在した後、アジア諸国を回りました。中でもインドは魅力的で、長期間滞在しました」

帰国後、再就職先を探す際に、IT業界へ進むことを小野さんは選択する。1996年のことだ。

「中学生時代にPC-8801でBASICを学んで以来、プログラミングが好きで、大学でも卒論を書くときに、自分でプログラムを組んだりしていました。仕事を再開するに当たって、好きなことをやっていこうと思いました」

このとき、小野さんは登録型の派遣という働き方を選んだ。その後も定期的に海外に出かけたいと考えていた小野さんにとって、期限を定めた働き方もできる登録型派遣は、とても都合が良かったのだ。

いつしか心は北の大地へ!

派遣会社から紹介された仕事の中から小野さんは、システムソフトウェアの開発だけではなく、システムインフラの運用・保守の仕事も積極的に選んでいた。

「インフラの運用・保守といっても、シェルスクリプトでプログラムを組んでバッチ処理を行うことも多く、プログラミングの面白さという点においては変わりありません」

実はこうした積極的な姿勢が、後々、仕事を選択する際の幅を広げることにつながっている。

そんな小野さんは、いつのころからか壮大な計画を思い描くようになっていた。それは、自給自足の生活を実現したいというものだった。

もともと、モノづくりが好きだった小野さんは、アジア諸国を巡る旅の中で、大量生産やスピード重視のライフスタイルではなく、大自然と向き合いながら、必要なものを自ら作り出して生活を送ることに豊かさや価値観を見い出していったのである。

やがて、小野さんは北海道のニセコ町、羊蹄山のふもとに約5000坪の土地を購入。2009年から北海道での生活を開始した。

自給自足の生活を目指すといっても、もちろん最初から全てがそろうわけではない。まずは、土地を開墾し、切り出した木を使って、家を建てるところからスタートしたという。

「最初に建てた家は、工事現場の足場などに使う単管をフレームにした比較的シンプルなものだったので、数カ月で建てられました」と、いともあっさりと、そのときの様子を語ってくれた小野さん。実は、その後、ツリーハウスを1軒建て、現在は家族が増えたので、3軒目となる大きな家を5年がかりで建てている最中だという。現在建設中のものは、ポスト&ビーム工法といって、切り出した丸太をそのまま柱や梁として利用しながらも、部屋数も多い、本格的な造りの家になる予定だ。

電力は太陽光や風力による発電を導入し、蓄電池に蓄えることにより、自給自足を実現している。

もちろん、家づくりだけではない。畑を耕し、さまざまな野菜を育て、2010年には、実験的にたたみ一畳分程度の大きさの水田を作り、稲作にも挑戦している。現在では、その100倍近くまで水田の面積を増やし、本格的に稲作を行っているという。

育てる作物は、無農薬で有機肥料も一切使わないのが信念だ。稲作こそ手をかけているものの、その他の作物はできる限り自生させているそうだ。

しかし、まだスタートしたばかりの計画だけに、完全な自給自足というわけにはいかない。当面の生活費や、必要なものをそろえるために、何らかの収入が必要である。

そこで小野さんが考え出したのが、登録型派遣を有効活用したワークスタイル――春から秋にかけては北海道で自給自足の生活をし、農閑期である冬場の4カ月間は東京でエンジニアとして仕事をするというものだ。

いわゆる「出稼ぎ」なのだが、従来の出稼ぎとはアプローチが異なるところが面白い。

冬の4カ月間だけ東京で働く!

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▲北海道での小野さん(小野さんのWebサイト「天真らんまんな自給自足の生活」より)

冬場の4カ月間だけエンジニアとして働きたいというのは、かなりワガママな条件だと思われるが、果たして実現可能なのだろうか。

結論からいえば、2011年末からこの働き方をスタートさせた小野さんは、現在に至るまで「仕事が見つからないのでは?」という不安にかられたことは一度もなかったという。

「2014年末は実験的に北海道で越冬(笑)したのですが、それ以外は毎年派遣会社で仕事を紹介してもらっています。毎回、複数の候補から選べるぐらい仕事があります。しかも、ほとんどの職場で契約の更新を打診されました(笑)。エンジニアのニーズは高いという手応えを感じています」

小野さんはこの働き方に移行するために、すでに登録している派遣会社に加え、新たにリクルートスタッフィングにも登録したという。

「案件が豊富なので選択の幅が広がるのではないかと思いました。実際に登録してみて分かったのは、他の派遣会社に比べてレスポンスがとても早いということ。他社より先に案件を紹介してもらえるのはうれしいですね。案件も評判通り豊富で、これまでにこの冬場だけのワークスタイルを5回やっていますが、そのうち3回は、リクルートスタッフィングから紹介された仕事を選んでいます」

今回の「出稼ぎ」で小野さんが従事しているのは、大手情報処理サービス会社での官公庁向けシステムの運用と既存運用ツールの改修だ。プログラミングは仕事である以上に「大好きなこと」である小野さんは、希望のPower Shellを使えることにも満足しているという。

現在は、冬になるたびに奥さんや子どもたちと一緒に東京に出てくるということを繰り返しているが、小野さんとしても、こうしたワークスタイルをいつまでも続けていくつもりはない。いずれは北海道に根を下ろして、暮らしていけるような方法も模索している。

「子どもが小学校に上がる年齢になるまでには、年間を通じて北海道で暮らせるようにしたいですね。現地でプログラム開発を仕事にできればベストなんですけれど、そこに至るまでには、まだ時間がかかりそうです」

すでに春~秋の北海道にいる間は、定期的に有償の「自給自足体験&ヨガ合宿」を開催しており、参加者からも好評を得ているという。

「リピーターが増え、合宿後に自らインストラクターの資格を取得した方もいらっしゃいます」

また、小野さんには、自分が海外を訪れたときに現地の人たちと一緒に農作業などを通じて交流できた喜びを、今度は海外から日本を訪れてきた人たちにも提供していきたいという思いもある。

「WWOOF(World Wide Opportunities on Organic Farms)という活動があり、私もその活動に参加し、海外から農業体験を目的に旅行に訪れる方々を受け入れています。私の田畑が世界中の人たちの交流拠点になればうれしいですね」

小野さんの夢は、現在進行形で膨らんでいく。

夢を実現するために、冬の4カ月間だけ東京で働きたい――そんなワガママな働き方ができるのも登録型派遣ならではといえる。

小野さんのように大きな夢への第一歩を踏み出そうとしている人にお勧めしたいのが登録型派遣だ。「さすがに、こんなワガママな条件は無理ではないか?」と、諦める前に、一度リクルートスタッフィングに相談してほしい。そこから、夢を実現するための糸口が見つかるかもしれない。

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